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平成18年5月3日、兵庫県の岩屋山においてパラグライダーが墜落、死亡事故が発生しました。このような悲惨な事故を二度と起こさないためにこの記録は永く残しておく必要があると判断し写真を撮ること自体不謹慎だとの指弾を受ける中で捜索の最初から最後まで暗い気持ちで撮り続けた又八の写真です。写真にはコメントを差し控え画像のみとしました。

この写真を見ていただければいかに大規模な捜索隊であったかが判っていただけると思う。青垣町始まって以来の出来事だったのである。捜索隊の主体は対策本部長(丹波市長)指揮体制の下、丹波県民局、丹波市役所、氷上消防、青垣消防、青垣支所、地元消防団、森林組合、社会福祉協議会、スカイスポーツ運営競技会関係者、県警機動隊、丹波警察署、西脇警察署、地元パラ関係者、県内外からの応援パラ関係者、山口からの捜索派遣隊、モーターパラ関係者、航空警察隊、など多方面にわたる人々だった。この人々から、ゴールデンウイークのまっただ中でかつ、丹波地域は田植えの最盛期であるにもかかわらず、青垣に滞在し続けた私の耳には一言たりともパラ関係者に対し誹謗中傷、非難、叱責の言葉を聴いたことがなかった。何人かの負傷者がでるなか、ひたすら救助のために足を棒にして倒れる寸前まで捜索していただいた尊い姿勢にただただ申し訳ありませんと頭を下げるのみであった。有り難いことである。消防団はじめ大多数の人々は無報酬での奉仕なのだ。私たちの趣味や遊びのために空を飛んで墜落し最悪の事態に及んで救助を依頼されたとしてもすぐに立ち上がることに躊躇する一面があっても仕方ないであろうが、一人の命を救うただ一点に思いを致し、今日までスカイスポーツを守り育て、将来の地域起こしの芽が出てきた矢先だけにこの芽を育てたい熱い思いからも、また、日頃から岩屋山で接するフライヤーの節度ある言動を思うにつけこのような大捜索体制があっという間に構築されたのであろう。
6日間におよぶ捜索で、願いもむなしく救助には至らなかったことは誠に無念であった。(墜落後6日間も発見に至らなかった事例は日本では初めてのことであり、捜索活動は広範、かつ困憊のきわみであった。その後エリアは1ヶ月間閉鎖された。長期間の捜索は日本中のパラ関係者が予想もできないことだったのである。)

私たちパラグライダー愛好家はるる述べたこれらのことを決して忘れてはならない。パラグライダーは多くの人々の礎のもとにだけ楽しめることが痛いほどわかったのである。地元の理解と協力があってのことである。おっつけ事故の総合調査結果も明らかになり対応策が検討されると思う。二度と事故を起こさないように一人一人が安全フライトについて再確認したい。


亡くなられた○○さんも、今後のパラグライダーの発展のために、安全フライトのためにもこの記事と写真の掲出を許して下さり、天国からパラグライダーの益々の発展を祈って下さっているものと信じます。  又八・・・・・・合掌   

            
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捜索の写真は3ページあります。このページ捜索1です。

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平成18年5月3日、兵庫県の岩屋山でパラグライダー墜落死亡事故が発生し「パラグライダー行方不明者対策本部」が設置されました。捜索写真を載せましたが都合により削除したものが多数あり、ご容赦ねがいます。この事故を教訓として安全フライトに努めましょう。又八

パラグライダー墜落事故捜索写真