とびら

又八クラブ


ト ル コ 旅 行 記

15日間の快適トルコ旅行(3・7〜3.21)

地図国旗 シンガポールからドバイ経由でイスタンブールへ到着しました。そこからトロイ、ベルガマ・・・・と地図上の各都市をまわり、アンカラからイスタンブールまでは国営の一等寝台列車に乗りました。

トルコの国旗は三日月と星1個があしらわれている。国旗のデザインを決める時の会議では「すでに頭のいいセンスの優れた日本人が太陽を摂って国旗にしているので、わが国は月と星を使うこととした。」と発表・・・・・うそかまことか定かでないがトルコが親日を表現している言葉です。日本人には何処へ行っても親切にしてくれました。


トルコは、イスラム教の国(国民の98%)で、宗教が優先というか、あまり宗教の教えに拘束されていない自由な日本人にとっては面倒なことが多すぎます。古い歴史のある国、石造りの雄大な遺跡にはアッと驚きます。野外円形劇場は10箇所近く見て食傷気味。政治は議員の高齢化や汚職が増えていて土木工事や建築基準などバラバラの印象です。経済は日本の20〜30年遅れ。物価はEU加盟にからんで急騰しているがそれでも田舎はなんでも安い。高給とりで月10万円位だが貧富の差は開くばかりらしい。自動車はカローラで240万円、ガソリンは200円/Lと高い。交番は無く、あちこちパトカーで駐留して警戒しておりやたら目につく。治安は良く親しみの持てる国だ。旅行中は好天にめぐまれ楽しい旅行ができました。



制服




ついついサワリたくなるシンガポール航空の客室乗務員の制服です。民族衣装 サロンケバヤ は肌着のようで超人気、でもさわってはなりませんゾ・・・ちなみにシンガポール航空は世界で11番目、(日本航空は9番目) 人気度 サービス度は世界1位
  ( 昨年の3月14日、日本人男性(29歳)が通路で”しり”をさわったとしてシンガポールで降ろされ警察へ連行されて罰金295000円を支払っているのです。罰金も高いなぁ)


 






トルコの通貨、デノミで2000万TLが20TLになりました。通貨はドル、ユーロ、円、旧紙幣、新紙幣、わけのわからないコインで観光客には苦痛、旧紙幣は今年の末まで使用可能だがぼろぼろになっており冗談をとおりすぎて悲しくなります。日本の100円硬貨も使えるのでびっくりしゃっくり。上が旧札 下が新札 10円以下の端数はおつりもくれないところが多い。小さい硬貨が品切れといった感じ。






豚トルコの習慣はイスラム教によるものが多い。豚肉は食べない。従って豚は一匹も飼われていない。牛肉、羊肉 鶏肉は食べても良い。雑食の豚は嫌われている。酒もタバコも原則として駄目、街で酒屋は見つけにくいがあることはある。お祈りは1日5回、お祈りの前には身を清める。モスクへ行くより自宅ですませるようだ。モスクから大音響のスピーカーで流れる「アザーン」は「アツラーは偉大だ 偉大だ アツラーのほかに神はいない いない お祈りをしょう しょう・・・」と繰り返される。モスクはヨーロッパの教会よりもはるかに多い。見渡せばモスクがある。断食月は日の出から日没まで何も食べない。水も飲まない。日が暮れると食べても良いが1ヶ月もそんな状態では胃が小さくなってしまうそうだ。毎週金曜日は集団礼拝の日で朝のうちにシャワーをあびる。便所にもシャワーがついていて びしょ びしょになっているところもある。男は小便をするのに立ってしない。すわってする。だから立小便器がないところもあった。ついでだが、男も女も前の毛を剃る習慣がある。バスの運転手は「10日前にきれいに剃った」と言っていた。「なんでそるのか」と後部座席から訪ねた人があったが「シェーバーで剃る」との正しい答え。日本人には理解できない。割礼も同じように理解できない。



ベリーダンス シンボル トルコ石

左はベリーダンス、トルコアラブ全域で踊られている女性のソロダンス。民族楽器に合わせて腰をくねらせて踊る。中央はあちこちで売られていた人形、買って行く人が多い。男根崇拝を伝える豊饒の神、ブリアーポス、娼婦の館の井戸から発見されたものでお守りにされていたものらしい。エフェソス博物館所蔵、右がトルコ石の宝石、写真をクリックすれば少しだけ拡大します。



チャイダンルック


現地でこのチャイダンルックとチャイ、チャイバルダック(カップ)を買って日本へ持ち帰り友達を呼んできては楽しく飲んでいます。トルコではチャイ党が多い。日本のお茶は発酵させていない。紅茶は強発酵、ウーロン茶は半発酵だが、チャイはこの中間程度の発酵をさせている。








お祈りイスラム教と断食

ラマダン(断食)は毎年1回 1ヶ月にわたって行われる。太陰暦に従うので1ヶ月は29日と12時間だから、真夏に断食月がめぐってくることもあり難行苦行らしい。体には悪いと思う。理由は世界の平均寿命上位25カ国にイスラム教の国はイスラエルただ1カ国だけである。目的は心身の清浄と我慢強さらしい。旅行中思い当たることはたくさんあった。体を清める・・・ということに関しては異常と思われるぐらいで、この宗教の指導者は潔癖を尊重しており国民も受け継いでいる。1日5回のお祈りも忙しい。何をそんなに祈るのだろうか?最初に戻るが、夜間は断食しなくても良い。それでは白夜の国の信者はどうするのか?その地方のモスクで時間を決めているらしい。また過って昼間食事をしたら後でその日数だけ断食が追加される。昼間だけなのだから・・・・と軽く考えないで欲しい。最初の10日間で倒れることとなる。あの乾燥した国で水が飲めないのだから。(写真はモスクでお祈りをしている人、国民の98%がこのようなお祈りをする。)


列車アンカラからイスタンブールまで国営鉄道(一等寝台列車)に乗った。今まで乗っていたバスは高速道路でイスタンブールに行くそうだ。ところがこの列車、停まったり、停まったりで、駅が多く、国民から見放されている。バスで3〜4時間で着くところを10時間以上かかる。遅れて当たり前。車内放送はしない。終点近くなって車掌が知らせてまわる。しかし、いいこともある。料金が驚くほど安いのだ。列車内は冷蔵庫と洗面台付きで無料の飲み物が入っており快適で、食べて寝ることにきめた。日本人には考えられない。現地の地図を見ても高速道路は書いてあるが鉄道の路線がどこを通っているのかまったく書かれていない。トルコでは陸路は発達しているが鉄道網は未発達で単線が多い。写真は一等寝台特急列車の車内

トルコには猫がいっぱいなせか猫を可愛がる。犬も多い

トイレトルコの便所手前を向いて座る。男も座って小便をする。便所代金は25万から50万(tl)日本円で35円未満。しかし便所でチップがいるのには閉口した。右の水道で手を洗ったり体を清める。











パトカーツアーバスには2人の運転手が乗っている。途中警察のパトカーに止められ運転手がパトカーのところまで連れて行かれ先輩と思われる運転をしていた警察官から免許証、その他の書類の点検をうけた。観光バスの運転手には運転経歴や薬物のチェックをしているのだそうです。観光バスに乗るにはいろいろ条件が必要ですぐに乗れないようです。




         






八百屋





トルコは果物の豊富な国で、旅行中食べ放題でした。









    


メブラーナ

コンヤにあるメブラーナの墓
 音楽にあわせて廻り続ける旋舞教団(メブラーナ教団)の七つの教え

1 施しと救いは流れる水のごとく
2 愛と慈悲は太陽のごとく
3 他者の欠点を覆うには夜のとばりのごとく
4 怒りと苛立ちは死のごとく葬り
5 優しさと謙譲の心は大地のごとく
6 寛容の心は海のごとく
7 自分自身であれ、もしくはあるがままの自分であれ















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